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鳴門の給食会元職員詐欺：起訴内容認める－－地裁初公判 ／徳島
学校給食用のパンなどを製造する鳴門市学校給食会に勤務当時、同僚から退職金の積立金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた同市鳴門町三ツ石、元市学校給食会職員、泉英樹被告（４３）の初公判が２１日、徳島地裁（入江恭子裁判官）であり、泉被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は、冒頭陳述で、パチンコなどギャンブルが原因で消費者金融からの借金が膨れ、給食会から横領を繰り返したと動機を明らかにした。また、別の職員に支払うはずの退職金を使い込み、その穴埋めをしようと積立金をだまし取ることを思いついたという。
起訴状などによると、泉被告は昨年５月、給食会の同僚の男性に「退職金を利息のいいところに移す」などと持ちかけ、現金約７２０万円をだまし取ったとしている。【山本健太】
[毎日新聞社 2011年11月22日(火)]
