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退職金を不払いにすると、労働基準監督署が是正勧告を出します
労基署への申告4101件 昨年、平成で最多 賃金不払いなど法令違反=大阪
府内13の労働基準監督署に昨年1年間に寄せられた賃金不払いなどの法令違反申告が、前年より43件多い4101件に上り、平成に入って最多となったことが大阪労働局のまとめでわかった。
申告内容(重複あり)は、退職金や手当など賃金の不払い関係が3307件で8割を占めたほか、倒産件数の増加を背景に、予告のない解雇関係(849件)も2割と3年連続で上昇した。また、前年からの継続分を含め、実際に法令違反が認められた事業所は2771か所。うち不払い総額は計21億5333万円と過去5年間で最も高かった。
同局監督課は「リーマンショックで急激に仕事が減った影響で解雇関連の件数が増えたとみられるが、今年に入ってから申告は小康状態が続いている」としている。
[読売新聞社 2010年4月17日(土)]