退職金に関する法令・判例<8>
日々現場で起きている問題に、裁判所がどのような判断を下しているかを学びましょう。
【退職金規定の不利益変更の効力を肯定した判例】
大阪第一信用金庫事件
(大阪地裁 平成15年7月16日)
請求内容
定年延長に伴い、55歳時に退職一時金がいったん支給され、賃金が3割カットとなった。その後の分の退職金との差額と賃金カット分を請求。
判例主旨
裁判所は、退職金差額の請求を退け、賃金カットについても定年延長の利益とのかねあいから退職金規程変更の合理性があるとした
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